ノースフェイスのダウンは、モデルによって表地の素材も中わたも加工も異なります。同じブランドだからといって、すべて同じ方法で洗うことはできません。
料金だけで依頼先を決めると、必要なケアや受付条件を見落とすことがあります。ゴールドウインの公式サイトでは、ダウンはできるだけ洗わずに着用することが理想としたうえで、洗う場合の手順や、ドライクリーニングに出す際の指定方法まで具体的に案内されています。
この記事では、依頼前に確認する項目、料金と日数、依頼先の選び方、自宅で洗うかの判断、撥水性とボリュームを保つ方法を整理します。

目次
ノースフェイスのダウンをクリーニングに出す前に

まず、手持ちの1着がどういう製品なのかを確認します。ここが曖昧なままだと、依頼先にも正確に伝えられません。
モデル名だけでなく品番・素材・洗濯表示を確認する
ヌプシ、バルトロといったモデル名は広く知られていますが、同じ名前でも年式によって仕様が変わります。
確認するのは、内側のケアラベルに記載された品番、組成、洗濯表示です。桶のマークがあれば水洗いができ、数字が水温の上限を示します。桶に手を入れたマークは手洗いのみ、桶にバツ印があれば家庭での水洗いはできません。ドライクリーニングの可否は丸のマークで示されます。
クリーニングの依頼時には、モデル名ではなく、この洗濯表示を基準に相談してください。写真を撮っておくと、宅配で依頼する場合にも役立ちます。
ダウンと化繊中わた、防水素材の違いを確認する
ノースフェイスの防寒着は、羽毛を使ったものだけではありません。化繊の中わたを使ったモデルもあり、洗い方も乾かし方も異なります。
羽毛は油分を持つため、専用の洗剤が必要になります。ゴールドウインの公式サイトでも、合成洗剤を使うと羽毛が元々持つ油分まで失われるため、必ずダウン用の洗剤を使うよう案内されています。
また、表地に防水素材を使ったモデルもあります。たとえばバルトロライトジャケットは、ゴールドウインの公式コンテンツで、30デニールのGORE-TEX WINDSTOPPERの2層構造を採用し、中わたには光電子ダウンを封入していると説明されています。防水や防風の機能を持つ生地は、熱や処理方法に制約を受ける場合があります。
中わたと表地、どちらの条件も確認してください。
汚れ・羽毛の偏り・生地の劣化を確認する
クリーニングに出す前に、状態を見ておきます。
襟の内側、袖口、ポケット口は皮脂が付きやすい部分です。全体を光にかざすと、羽毛の偏りもわかります。縫い目のほつれ、小さな穴、表地の擦れがあれば、洗浄中に広がる可能性があるため、事前に伝えてください。
品番や素材、洗濯表示を確認しても判断に迷うこともあるでしょう。汚れや羽毛の偏り、ほつれなどの気になる箇所も踏まえて、まずはせんたく便にお問合せください。
ノースフェイスのダウンのクリーニング料金と日数

料金は品目と加工で決まります。総額と返却日で比較してください。
ジャケット・コート・ベストの料金を比較する
店舗型クリーニングの目安は、次のとおりです。
- ダウンジャケット:1,500〜3,000円程度
- ダウンコート(丈の長いもの):3,000〜5,000円程度
- ダウンベスト:1,000〜2,000円程度
宅配のパック料金では、品目にかかわらず1点として数えるサービスが多く、10点で10,000〜15,000円程度が一般的です。ダウンのような単価の高い衣類を含めると、割安になります。
ダウン専用コースを設けているサービスもあります。1点あたり1万円程度で、専用の洗浄剤と乾燥工程、保管までを含む内容が中心です。対応ブランドを公開しているサービスもあり、その中にノースフェイスが含まれている場合もあります。
依頼方法別の料金と日数
| 品名/依頼方法 | 料金の目安 | 仕上がり日数 |
|---|---|---|
| ダウンジャケット(店舗型) | 1,500〜3,000円程度 | 1〜2週間程度 |
| ダウンコート(店舗型) | 3,000〜5,000円程度 | 1〜2週間程度 |
| ダウンベスト(店舗型) | 1,000〜2,000円程度 | 1〜2週間程度 |
| 宅配パック(宅配型) | 1点1,000〜1,500円程度 | トータル2〜3週間程度 |
| ダウン専用コース(店舗型/宅配型) | 1点1万円程度 | 保管付きは返却時期を指定 |
ブランド加算や撥水加工の料金を確認する
高級ブランド扱いとして加算を設けている店では、通常のダウンより高くなります。ただし、加算の基準は店によって異なり、ブランド名だけで一律に決まるわけではありません。表地の素材や構造で判断されることもあります。
撥水加工は1,000〜3,000円程度、染み抜きは内容によって500〜2,000円程度が目安です。必要な加工を足したうえで比較してください。
送料・保管・返却日を含めた総額と日程を確認する
宅配を使う場合は、往復の送料と保管料も含めて総額を出します。
日数は、店舗型で1〜2週間程度、宅配ではトータル2〜3週間程度が目安です。ダウンは乾燥に時間がかかるため、シャツやスラックスのような数日での仕上がりにはなりません。
送料や加工料を含めた料金総額と返却日を比較するのは手間がかかります。着用予定に間に合うか、せんたく便で料金総額と返却日をご確認ください。
ノースフェイスのダウンの依頼先を選ぶポイント
料金以外で比較すべき点を整理します。
同じ素材や構造のダウンの取扱実績があるか
確認したいのは、防水素材や特殊な表地を使ったダウンの取り扱い実績です。
実績のある店であれば、洗浄方法と乾燥方法を具体的に説明できます。逆に、素材を確認せずに一般衣類と同じ扱いで受け付ける店は、避けたほうが良いです。
ゴールドウインの公式サイトでは、ドライクリーニングに出す場合はダウンに詳しい専門業者に依頼し、「石油系またはフッ素系ドライクリーニング」と指定するよう案内されています。この指定ができる店かどうかも、重要な判断材料になります。
洗濯表示に合う洗浄と十分な乾燥に対応できるか
ダウンの仕上がりを左右するのは乾燥です。
濡れた羽毛は固まりやすく、乾く過程で偏ります。乾燥の途中でほぐす工程があるか、内部まで乾かせる設備があるかで、戻るふくらみが変わります。
公式サイトでも、乾燥機を使う場合は温度を低温に設定すること、途中で何度か取り出してウェアを叩くとふっくら仕上がることが案内されています。この考え方に沿った工程を持つ店を選んでください。
修理も必要ならメーカーの受付窓口を確認する
破れ、羽毛抜け、ファスナーの不具合がある場合は、クリーニングとは別に修理が必要です。
ノースフェイスの製品は、ゴールドウインが修理を受け付けています。公式サイトでは、通常の使用で機能が損なわれたり破損した場合は基準価格での修理となること、生地や構造上の欠陥が原因の場合は代金がかからない、と案内されています。申し込みはインターネットからでき、修理状況をオンラインで確認できる仕組みも用意されています。
防水素材や特殊な表地の取り扱い実績は、店によって差があります。どこに依頼すればいいか迷ったら、高級ダウンのクリーニング実績が豊富なせんたく便にご相談ください。
自宅で洗えるダウンか、クリーニングに出すかを判断する
すべてを専門店に任せる必要はありません。条件が整えば自宅でも洗えます。
家庭洗濯できる表示と自宅の設備を確認する
判断の基準は、洗濯表示と自宅の洗濯/乾燥の設備環境です。
桶のマークがあり、乾かす場所を確保できるなら、自宅で洗える可能性があります。一方、桶にバツ印がある場合は家庭での水洗いはできません。
公式サイトでは、袖周りなど皮脂汚れが気になる場合の部分的な手入れとして、市販の中性洗剤をタオルに軽く付けて拭き、その後に絞ったタオルで洗剤を十分に拭き取ってよく乾かす方法も案内されています。全体を洗う必要がない汚れであれば、この方法で十分です。
表示に合う洗剤でやさしく洗い、十分にすすぐ
公式サイトで案内されている手順は、次のとおりです。
公式が案内するダウンの洗い方(ゴールドウイン)
| 各工程や使用洗剤など | 内容 |
|---|---|
| 洗剤 | 市販のダウンクリーナー(ダウン用洗剤)。合成洗剤は羽毛の油分が失われるため使わない |
| 水温 | ぬるま湯(60度以下) |
| 洗い方 | 大きめの容器で優しく手で押し洗い。絞らない |
| 水気取り | タオルを当てて丁寧に吸い取る |
| 乾燥 | 日陰で平干し。途中で叩いて羽毛の偏りを直す |
| 乾燥機 | 使う場合は低温。製品の洗濯表示に従う |
合成洗剤を使うと羽毛の油分が失われるため、必ずダウン用の洗剤を使うよう明記されています。すすぎは、洗剤が残らないよう水を替えながら行ってください。洗剤が残ると、乾いたあとに跡やムラとして出ます。
乾かすときは、日陰で平干しにします。途中で手で叩くようにして羽毛をふんわりさせ、偏りを直すことが案内されています。乾燥機を使う場合は温度を低温に設定し、製品の洗濯表示に従ってください。
羽毛まで乾かせない場合や汚れが残る場合は専門店へ
自宅で洗うかどうかは、洗えるかではなく乾かせるかで決めてください。
平干しできる場所がない、部屋の湿度が高い、数日かけて乾かす余裕がない。こうした状況では、生乾きのままになり、においやカビの原因になります。
また、時間が経った黄ばみや油じみは、家庭の手洗いでは落ちにくい汚れです。
平干しできる場所や乾かす環境が整わないと、生乾きのままになってしまうことがあります。黄ばみや油じみなど家庭では落ちにくい汚れは、せんたく便のクリーニングをご検討ください。
撥水性やボリュームを保つために気をつけたいこと
長く着るための日常の扱いを整理します。
撥水性の低下と表地・防水膜の劣化を分けて考える
表地が水を弾かなくなったとき、原因は2つに分かれます。
一つは、汚れや皮脂の付着による撥水性の低下です。これは洗って汚れを落とすことで改善する可能性があります。ゴールドウインの公式サイトでは、防水ウェアについて、撥水性を回復させるには正しい洗濯のあとに乾燥機で乾燥させるのが効果的とされ、乾燥機を使わない場合は完全に乾かしてから当て布をして低温のアイロンをかける方法、それでも回復しない場合はクリーニング店での撥水加工や市販の撥水スプレーが案内されています。
もう一つは、表地や防水膜そのものの劣化です。こちらは加工では戻りません。一時的な機能低下なのか、不可逆な劣化なのかを見極める必要があります。
なお、乾燥機の温度設定は製品のカテゴリによって案内が異なります。ダウンウェアでは低温が案内されています。手持ちのダウンの洗濯表示を優先してください。
乾燥機や熱処理は製品表示の範囲で行う
熱の扱いは、表示に従うことが基本です。
タンブル乾燥のマークにバツ印が付いていれば乾燥機は使えません。アイロンのマークにバツ印があればアイロンもかけられません。防水素材や特殊な加工を使ったモデルでは、熱による影響が出ることがあります。
撥水性を戻したいという理由で、表示を超えた温度をかけないでください。
着用後とシーズン終了後に汚れ・湿気を残さない
帰宅したら、ハンガーに掛けて湿気を飛ばしてから収納します。雨や雪に濡れた日は、乾いた布で水分を拭き取ってから乾かしてください。
シーズンの終わりには、汚れを落としてから保管します。公式サイトでも、必ず洗濯をして汚れを落とし、十分に乾燥させてから保管すること、スタッフバッグなどに入れたままにせずハンガーに吊るすか通気性のある大きめの袋やネットに入れることが案内されています。
圧縮した状態での長期保管は、羽毛のかさ高が戻りにくくなる原因になります。
ノースフェイスのダウンのクリーニングについてよくある質問
ヌプシとバルトロは同じ料金・洗い方になる?
同じとは限りません。
料金は、丈や形、表地の素材によって区分が変わります。洗い方も、表地に使われている素材や加工で制約が変わります。バルトロライトジャケットについては、公式コンテンツで30デニールのGORE-TEX WINDSTOPPERの2層構造と光電子ダウンが使われていると説明されています。
モデル名で判断せず、手持ちの製品のケアラベルを基準に確認してください。受付時にも、モデル名と合わせて品番と洗濯表示を伝えるのが確実です。
洗濯機やコインランドリーでも洗える?
洗濯表示で家庭洗濯が認められていれば、可能性はあります。ただし、ゴールドウインの公式サイトで案内されているダウンの洗い方は、大きめの容器にぬるま湯を張って手で押し洗いする手順です。洗濯機の使用については明記されていません。
コインランドリーの乾燥機を使う場合も、温度設定に注意してください。公式サイトではダウンの乾燥機使用は低温が案内されています。高温で回すと、生地や加工に影響が出る可能性があります。
迷う場合は、洗浄と乾燥を専門店に任せるほうが安全です。
クリーニングと一緒に破れや羽毛抜けも直せる?
1回の依頼ではどちらも対応してもらえないのが一般的です。
クリーニング店で簡単な補修に対応している場合もありますが、生地の破れや縫製の修理は、メーカーの修理窓口のほうが適していることが多くあります。ノースフェイスの製品は、ゴールドウインが修理を受け付けており、インターネットからの申し込みが可能です。
小さな穴であっても、洗浄によって広がることがあります。破れがある状態で洗いたい場合は、先に修理をするか、破れがあることを伝えたうえで受付の可否を確認してください。
まとめ
ノースフェイスのダウンは、モデル名ではなく製品表示で判断するのが基本です。
- 品番、組成、洗濯表示を確認してから依頼先を決める
- ダウンと化繊中わた、防水素材では扱いが変わる
- 料金の目安はジャケットで1,500〜3,000円程度、専用コースは1点1万円程度
- ドライに出すなら「石油系またはフッ素系」と指定するよう公式が案内している
- 自宅で洗うならダウン用洗剤、60度以下のぬるま湯、押し洗い、絞らない
- 乾燥は日陰で平干し。乾燥機を使うなら低温で、途中で叩いてほぐす
- 撥水性の低下は洗浄と加工で改善する場合があるが、素材の劣化は戻らない
- 破れや羽毛抜けは、ゴールドウインの修理窓口に相談する
品番の確認から乾燥の管理まで、自宅でやり切るには手間がかかります。洗濯表示と汚れの状態など、まずはせんたく便にお気軽にお問合せください。
宅配クリーニングの依頼はせんたく便へ
| サイト名 | せんたく便 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ヨシハラシステムズ |
| 本社住所 | 〒522-0026 滋賀県彦根市大堀町380-1 |
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| コールセンター受付時間 | 9:00~23:00 |
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